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代理権の消滅

さて、せっかくの代理人の権限ですが、代理人に選んだのはいいけれど、実はあまりふさわしく無かった人だった場合に、そのまま任せるわけにはいきませんよね。そこで、代理人の代理権は、次のどれかの事由があると当然に消滅します。


1. 任意代理の場合は

本人の死亡または破産手続開始の決定

代理人の死亡または破産手続開始の決定・後見開始の審判


2. 法定代理の場合は

本人の死亡

代理人の死亡または破産手続開始の決定・後見開始の審判


本人の死亡・代理人の死亡はわかりますよね。死んでしまえば終わりです。また、代理人の破産手続開始の決定・後見開始の審判があったときは、要するに代理人自身が大変なのです。とても、人様の代理をしている場合ではないでしょう。


違うのは一つだけ。本人の破産手続開始の決定です。この場合に法定代理は消滅しません。本人が破産手続開始の決定したとはいっても、親子の間や夫婦の間で肉親でなくなるわけではありませんし、法定代理権を行使するのに、別段問題はありません。ですから、この場合は消滅しないのです。


何?借金するやつは、うちの子じゃない?気持ちはわかる・・。でも法律的には、消滅しません。


過去問

Aが、Bに代理権を授与してA所有の土地を売却する場合に、Bは、Aが死亡した後でも、Aの代理人としてこの土地を売却できる。(12-1-4)


ヒント 死んでしまったら終わりでしょう。

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